レーシック

レーシック手術から12年…。【手術の値段から保険のことまで】

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この記事では、手術の値段から病院選び、保険のことまでを、12年前の体験談を交えてお伝えしていきます。

 

「レーシック興味あるけど不安だな~」という方にも、参考にしていただけたら嬉しいです。

 

 

レーシック手術から12年…。【手術の値段から保険のことまで】

 

レーシックの手術を受けてから12年が経過しました。

 

レーシック前の視力は0.1以下でしたので、近視はかなり強い方だったと思います。

 

 

眼鏡が似合わないのと、分厚いレンズにもコンプレックスがあったので、眼鏡の使用は必要最低限でした。

 

そのかわり、コンタクトは毎日12~16時間くらいしていたと思います。

 

 

手術を受けるまではレーシックに対して不安や恐怖心がありましたが、手術を受けた後は、12年経過した今も視力は1.5を維持しています。

 

今はレーシックだけじゃなく、ICL(眼内コンタクトレンズ)という選択肢もありますが、ここでは、レーシックを検討されている方に向けて

 

  • レーシックの手術費用
  • 病院の選び方
  • レーシック手術の流れ
  • レーシックのデメリット
  • 保険適用

 

などについて

 

“レーシックを受ける前に知っておいて欲しいこと“ 

 

などを、レーシックの体験を元にお伝えしていきたいと思います。

 

 

こんな疑問がある方におすすめ

  • レーシックって本当に安全?
  • レーシックの値段はどれくらい?
  • 病院はどうやって選べばいい?
  • 保険は適用になる?
  • 10年後も問題ない?

 



 

 

レーシックの手術について

レーシック

レーシックとは

レーシック(LASIK)とは、角膜にレーザー(エキシマレーザー)をあてて角膜の表面を削ることで近視・遠視・乱視を矯正する視力回復手術です。

 

米軍のパイロットやNASAの宇宙飛行士の適合検査でも認められるなど、安全性が認められている視力矯正法です。

 

日本眼科医会によると、レーシックの有効性は、患者の90.8%が裸眼視力1.0以上を達成したという結果が得られているようです。

 

日本では2000年から受けられるようになり、2008年には国内のレーシック件数は年間45万件にもなりました。

 

しかし、2009年にレーシック患者が集団感染を発症する事件があったことや、

2013年に消費者庁から「レーシック手術を安易に受けることは避け、リスクの説明を十分受けましょう!」と、注意喚起が行われたことなどもあり、

2014年には5万件前後(日本眼科医会調べ)にまで落ち込んでいます。

 

レーシックの費用

レーシックといってもさまざまな種類があり、手術費用もかなり幅があります。

 

リサーチ会社「ASMARQ」による2012年の「レーシックに関するアンケート調査」で、手術前後の検査費用も含めてレーシックにかかった費用を答えてもらったところ、平均額は 23万7,288円 となり、最も低い人は5万円、最も高い人は80万円となっています。

 

レーシック費用

 

こちらは調べた中では最新のデータとなりますが、若干古いデータのため現在の平均額とは異なりますのでご注意ください

 

各医療機関やクリニックなどのホームページで費用を調べる際は、手術費用に術後の検査代やクスリ代などが含まれているか確認しておくことも大切です。

 

また、万が一合併症を引き起こした場合の治療費や、視力が回復しなかったり、視力が戻ってしまった場合の再手術費用などが含まれているかどうかも、確認しておいた方がいいかもしれません。

 

医療機関によっては学割や紹介割引などの制度もあるみたいなので、手術費用や割引制度等は医療機関のウェブサイトなどで確認してみてください。

 

失敗しない病院の選び方

私が病院選びの基準にしたのは、

 

  • 病院の実績や規模
  • ネットでの口コミ
  • 手術費用
  • 病院の場所
  • 執刀医の手術件数
  • 術後のアフターフォロー

などです。

 

上記以外にも、あなたの周りに実際にレーシックを受けた方がいれば、その方に話を聞いてみるのもいいかもしれません。

 

 

以下のポイントなども病院選びの参考にしてみてください

 

ポイント

手術のリスクやデメリットに対する説明をしてくれた

執刀医が「眼科専門医」である

医師が複数いる場合は自分で執刀医を選べる

術後に問題があった場合のフォローアップが万全

感染症などの手術にも対応できる

説明が丁寧で、質問には明確に回答してくれる

手術室や手術機器の管理などに問題がない

保証期間や内容、術後の保障制度は十分

 

 

病院選びで重視する点はそれぞれ違うと思いますが、誰でも病院選びで失敗したくないですよね。

 

レーシックを検討中の方はネットなどでしっかりと下調べをしてから、気になる病院があったら実際に話を聞いたり、施設を見せてもらうなどしてもいいかもしれません。

 

病院選びは重要ですので、十分納得してから決めることをおススメします。

 

レーシック手術の流れ

 

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レーシックを受ける病院を決めます。

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手術を受けられるかどうかの適応検査を受けます。

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手術当日は検査を受けてから点眼麻酔をします。

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手術を受けます。

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その日のうちに視力が良くなったことを実感できます。

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手術後の定期検査を受けます。

 

以上が一般的なレーシックの手術の流れです。

 

 

さらに詳しく

  • 事前のカウンセリングでは、手術内容や治療計画の説明を聞いたり、わからないことなどを質問します。
  • 適応検査の結果、角膜の厚さや眼の状態などによっては手術を受けられない場合があります。
  • 手術前や検査前はコンタクトレンズの中止期間があります。(目安として、ハードコンタクトレンズで2~3週間程度、ソフトコンタクトレンズで4日~1週間程度)
  • 手術時間は両眼で15分程度です。
  • 手術後の定期検査は、一般的に翌日、1週間後、2週間後、1ヶ月後、3ヵ月後、6ヵ月後、1年後といった感じです。

 

 

こんな人はレーシック適応外

レーシックの手術を希望しても、適応検査の段階で “レーシック適応外” と診断される場合があります。

 

 

どのような方が “レーシック適応外” になるのでしょうか?

 

角膜が極端に薄い方

近視が強すぎる方

18歳未満の方(未成年者は親権者の同意が必要)

強度の遠視、乱視の方

近視が進行中の方

妊娠中・授乳中の方

病気・既往歴によっては適応外

などがあります。

 

近視が強くて心配な方は、コンタクトレンズなどのパッケージに《-5.00D》などの表記があると思いますので確認してみてください。

目安として、この表記が《-6.25D》以上の方は強度近視となり、《-9.00D》などと高くなるとレーシック適応外になる可能性があります。

 

ここでは手術適応外となる方の一例を記載しておきましたので、気になる方は病院や眼科医でご確認ください。

 

 

 

レーシックのメリット・デメリット

メリット・デメリット

レーシックにはたくさんのメリットがありますが、反面、多くのデメリットもあります。

まず気になるのはリスクやデメリットだと思いますが、どんな手術にも合併症やリスクはつきものです。

レーシックのリスクやデメリットにはどのようなものがあるのでしょうか?

 

レーシックのリスクやデメリット

  • ドライアイになる
  • 角膜が変形する
  • 角膜が混濁する
  • 光がまぶしかったり、にじんだりする(ハログレア現象)
  • 近視の戻りがある
  • 正確な眼圧測定ができなくなる
  • 正確な白内障手術ができなくなる
  • 角膜炎になる
  • 夜間に視力が低下する
  • 感染症になる
  • 過矯正による遠視や頭痛 

 

レーシックのメリット

  • 視力の回復がはやい
  • 手術時間が短い
  • 手術中・手術後ともに痛みはほとんど感じない
  • いつも裸眼で過ごせる
  • 災害時にメガネやコンタクトの心配がなくなる
  • コンタクト代などのランニングコストがかからない
  • 水泳やマリンスポーツをしても支障なくなる
  • 安心してスポーツが楽しめる
  • お化粧が楽
  • 旅行や急なお泊りが気楽にできる
  • 花粉症の時期にコンタクトをしないで済む

以上のようなメリット、デメリットがあります。

 

メリットだけを見ればとても魅力的な視力回復法ですが、レーシックを考えている方はメリットだけでなく、リスクやデメリットを十分理解して検討することが大切です。

 

レーシックは公的医療保険・民間医療保険の適用外?

医療保険

レーシックに公的医療保険や民間医療保険が適用されれば、出費が抑えられて助かりますね

 

レーシックにはこれらの保険が適用になるのでしょうか。

 

レーシックは公的医療保険の対象になる?

結論から言うと、レーシックは公的医療保険の対象外です。

つまり、手術を受ける場合は自由診療となり、費用は全額自己負担になります。

 

レーシックは民間の医療保険等の対象になる?

現在販売されている医療保険ではレーシックは対象ではありません。

 

しかし、以前はレーシックも手術給付金の対象でした。

私の加入していた保険もレーシックは給付対象でしたので保険金が支払われました。

 

 

一概には言えませんが、2007年の改定よりも前に加入した保険は対象になる可能性が高いです。

 

あなたの保険も対象になるかもしれませんので、詳しくは保険会社や担当者に確認してみてください。

 

レーシックは医療費控除の対象になる?

レーシックは医療費控除の対象になります。

 

国税庁のウェブサイトによると、レーシック手術は“医学的な方法で正常な状態に回復させ、医師の診療や治療として認められるもの”なので、医療費控除の対象になります。

 

医療費控除とは、1月~12月の1年間、生計を一にする家族のために支払った治療費の合計が10万円を超える場合(ただし、総所得200万円未満の方の場合、差し引かれるのは10万円ではなく、総所得の5%)は医療費控除を受けることができる可能性があります。

 

この医療費控除を受けるためには、確定申告が不要なサラリーマンでも確定申告が必要となりますので、治療費の領収書等は必ず残しておいてください。

ちなみに医療費控除には、通院にかかるタクシー代などの交通費も対象になりますので、領収書はしっかりもらっておきましょう。

 

医療費控除についてご不明な点は、お近くの税務署で確認してください。

 

結局、レーシックしてよかった?悪かった?

結論から言うと、 “今のところ” とても良かったです。

たまに夜間の運転の時に光がぼやけるような感じはありますが、私生活上のデメリットはほとんど感じません。

 

レーシック前は、日常生活での目に関するストレスは相当高かったです。

 

海やプールで泳ぐとき、スポーツをするとき、昼寝をするとき、徹夜で遊ぶとき、コンタクトを落とした時、泊りの旅行に行くとき、お風呂に入るとき、夜中に地震があったとき、など、

数えたらキリがないくらい、何をするにも本当に不便でした。

 

それらが一度の手術で解消するのですから、素晴らしい視力矯正法だと思います。

 

 

なぜ “今のところ” なのかと言うと、

今後、視力が低下したり、遠視になったり、白内障になったりする可能性が残っているからです。

 

10年後、20年後も同じように問題なければいいのですが、そればかりは現時点ではわかりません。

 

レーシックの手術から12年経過して、私の眼はまだ大丈夫です。

 

ただし、今は問題なく過ごせていますが、不安は残っています。

 

 

レーシックを検討されている方に、手術をすべきかどうか聞かれることがあります。

 

これだけ快適だと無条件でお勧めしたいところですが、少しでもリスクがある以上そうもいきません。

 

安全性の高い手術とはいえ、失敗のリスクや術後のデメリットなどは怖いです。

角膜は一度削ったら元には戻せません。

 

気になる方は “レーシック難民” で検索してみてください。

 

レーシックの失敗例や後遺症がある方の話などを見ると、眼鏡やコンタクトでも普通に視力があることへの感謝の気持ちを忘れてはいけないなと思います。

 

 

それでもやっぱりレーシックを受けてみたいと思う方には、レーシックから12年経過した私からのアドバイスとして

 

  • リスクやデメリットを十分理解する
  • できる限りの情報収集をする
  • 信頼できる医療機関や執刀医を選ぶ

 

 ことをおススメします。

 

 

視力維持のためにしていること

 

最後になりますが、私がレーシックをしてから視力を維持するために気を付けていることをお伝えして終わりにします。

 

こんな事してます

  • パソコンやスマホの画面にはブルーライトカットのフィルムを貼るか、ブルーライトカットの眼鏡を使用する
  • パソコンやスマホを使うときは、1~2時間毎に少しの間目を閉じて休ませる
  • 外にいる時などは、意識してすごく遠くも見るようにする

 

これらが視力の維持に効果があるかわかりませんが、よかったら参考にしてみてください。

 

レーシックを前向きに検討してる方には、手術が無事に成功することをお祈りしています。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。



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